過労死・過労自死・過労やハラスメントに伴う損害賠償請求事件等の労働者側事件のほか、社内の各種規程類の整備、問題社員への対応、ハラスメント等の事実調査など幅広い労働問題に対応できる弁護士である。
特に過労死問題の実績は顕著であり、数多くの過労死・過労自死案件(以下「過労死事件」という)において遺族側代理人として解決に導いている。ワタミ事件の労働者側代理人弁護士も務めた。
過労死事件等の重大事件を通じて学んできた、「どうすればこのような事故は起きなかったのか」「ハラスメント対策を実施する際にどこがネックになるのか」「職場環境を改善するためにはどうすればよいか」といった観点からのアドバイスを企業側に提案している。
また、個別労働紛争では労働の実態を把握するための証拠の収集が困難であることも多いが、粘り強い姿勢と豊富な法的知識を駆使し、徹底した証拠収集作業を行う。過労死事件におけるご遺族の要望に真摯に対応し、金銭面のみにとらわれることなく、事案解明や企業側の謝罪、労働環境改善等、様々な解決方法を追求する弁護方針を取る。そのような柔軟かつ問題の本質を見失わない弁護姿勢は、事件に直面した従業員やその遺族からの厚い信頼に結びついている。
一方、地域の福祉事務所やNPO法人等と連携し、介護事故問題、生活困窮者支援といった福祉問題や、LGBTIQに関連する法務にも積極的に携わっている。同性婚を認める社会を目指すNPO法人であるEMA日本において理事を務める。