高平 奇恵

カウンセル 第二東京弁護士会所属

2008年に弁護士登録。2009年から2018年まで、九州大学大学院に所属し、刑事訴訟法の研究に従事。2018年からは、東京経済大学において刑事訴訟法の専任教員として教鞭をとる。特に、刑事分野に力を注いできた。北九州爪ケア事件では、主として看護師の正当業務行為の判断のあり方の検討を担当し、弁護団で控訴審での逆転無罪を勝ち取った。2015年から2017年にかけて福岡県弁護士会刑事弁護委員会委員長、2017年から2018年にかけて、福岡県弁護士会情報問題対策委員会副委員長を務める。2016年からは臨床法学教育学会理事に就任し、2020年から同学会の事務局長を務め、法曹養成にも強い関心を持つ。

略歴

2000年 : 京都大学法学部卒業
2007年 : 九州大学法科大学院修了
2008年 : 弁護士登録(61期)
九州大学大学院法学研究院 助教
弁護士法人九州リーガル・クリニック法律事務所所属
2018年 : 東京経済大学現代法学部 准教授
5月より当事務所参画
2023年 : 一橋大学大学院法学研究科 准教授

得意分野

刑事事件(裁判員裁判、少年事件を含む)、一般民事事件、家事事件、医療過誤事件など

役職、所属団体等

臨床法学教育学会理事(2015年~)
日本刑法学会会員
日本犯罪社会学会会員
福岡県弁護士会刑事弁護センター運営委員会委員長(2015年4月~2017年3月)
日本弁護士連合会刑事弁護センター幹事

著作等

「手続違背と再審理由」季刊刑事弁護91号(2017)59-65頁。
「第1章 第1節 弁護人による援助の充実化」川崎英明ら編著『2016年改正刑事訴訟法・通信傍受法条文解析』(日本評論社、2017)11-25頁。
「GPS装置による動静監視と弁護」季刊刑事弁護89号(2017)96-102頁。
「弁護活動からみる刑事手続の課題」川崎英明ら編著『刑事弁護の原理と実践』(現代人文社、2016)244-265頁。
「合理的疑いの役割」川崎英明ら編著『刑事訴訟法理論の探求』(日本評論社、2015)218-232頁。 
「公判前整理手続の目的と限界」川崎英明ら編著『刑事訴訟法理論の探求』(日本評論社、2015)107-122頁。
「イギリス法の視点からみる悪性格証拠に関する課題」法政研究81巻4号(2015)373-451頁。
「被疑者国選弁護制度の拡充」川崎英明ら編著『刑事司法改革とは何か』(日本評論社、2014)192-205頁。
「2003年英国刑事司法法における悪性格証拠に関する説示」法政研究81巻3号(2014)195-241頁
「イギリス2003年刑事司法法における悪性格証拠の許容性」法政研究79巻3号(2012)341-376頁。
「イギリスにおける悪性格証拠の許容性に関する予備的考察」法政研究78巻3号(2011)267-299頁。
「刑事判例研究 看護師の爪切りの正当業務行為性が争われた事案」法政研究78巻2号(2011)69-84頁。

ひとこと

弁護士登録以降、実務と研究の両方に取り組んできました。より質の高い法的援助を皆様にご提供できるよう、努力していきます。