Story
Yuji Harashima
現状維持を良しとするのではなく、新しいことや新たな挑戦、それが良いものととらえられる価値観があります。
Story
Yuji Harashima
弁護士になったきっかけと主な仕事
―原島先生、本日はよろしくお願いいたします。自己紹介をいただけますでしょうか。
こんにちは、弁護士の原島と申します。神奈川県横浜市の出身で、ロースクールへの進学を機に東京に住むようになりました。
現在は労働事件を中心に、民事や家事などの事件を担当しています。労働問題に関しては、労働者側の代理人として会社と交渉をすることもあれば、使用者側のご相談に応じて労務管理のアドバイス等をすることもあります。
―弁護士になったきっかけを教えてください。
大学生の頃は、いろいろな職業、立場、考え方の人と関われるような仕事がしたいと、漠然と考えていました。そのような中で、法曹という仕事に興味を持つようになりました。ロースクールに進学した際には検察官の仕事に特に興味を持ちましたが、司法試験合格後、司法修習中に実際に各法曹の仕事を体験する機会があり、自分の意思で自由に様々な立場の人たちと関りを持つことができる、弁護士という仕事に就くことにしました。
労働事件に対する思い
―原島先生は労働事件を中心にご活躍されています。労働事件に対する活動はどのようなものがありますでしょうか。
現在、過労死対策弁護団に所属しており、これまでに様々な事件でご遺族の代理人として活動してきました。労災申請の段階から関わることもありますし、労災認定後の会社との交渉・裁判の段階から代理人として対応することもあります。担当した案件の中にはマスコミなどを通じて社会的な問題提起につながった事件もありますが、ニュースで報道された事件もそうでない事件も、その問題の深刻度は変わりません。
過労死・過労自死事件は、一つとして同じものはありません。過重負荷の原因となった要素も、ある事件ではハラスメントであったり、別の事件では長時間労働であったり、またはその両者であったり。論点や立証のポイントが違うので、個別の事案ごとに考えて対応する必要があります。
過労死・過労自死問題は、日本の雇用環境や働き方の問題点を、とても強く反映しているものであると感じます。このような問題が無くなることこそが、従業員やそのご家族はもちろんのこと、事業主や取引先、顧客を含めた職場に関わるすべての人たちの利益につながるものと確信しています。
コモンズへ入所してみて
―原島先生はどのようにしてコモンズと出会い入所されたのでしょうか。
弁護士になった当初は、大手の渉外法律事務所でファイナンスや労務などの業務にかかわっていました。しかし、多様な立場にいる人に関わりたいという当初の理念に立ち返り、一般民事事件を取り扱う法律事務所に移籍することにしました。ちょうどその頃、早稲田大学ロースクールでのアカデミック・アドバイザーの仕事を通じて、当事務所の代表の河﨑弁護士と知り合いました。河﨑弁護士は早稲田大学ロースクールの2期上の先輩だったのですが、最近新しい事務所を立ち上げたという話を聞き、興味を持ちました。当時、若手のメンバーだけで新しく法律事務所を立ち上げるという機会はそれほど多くありませんでした。そんな中、自分と近い世代の人達が面白そうなことをやっているなと思い、私もそのプロジェクトに参画することになったのです。
―早稲田大学とのつながりで出会ったということだったのですね。コモンズの創設から間もなく入所された原島先生ですが、原島先生が考える、コモンズにしかない物はなんでしょうか?
所属する所員のフラットな関係性が、とても気に入っています。上下関係というものに縛られない文化が、コモンズには根付いていると思います。事務所の運営や改善には所内の様々な人が関わっていますし、やりたいことがあれば誰でも提案することができます。「肩書が〇〇だから」ではなく、「面白そうかどうか」という視点でアイデアを受け入れています。そういうアイデアを実現していける事務所だというのが、コモンズの良いところだと思います。
―ともに働く事務所のメンバーについて教えてください。
自分があまり詳しくない分野でも、その道の専門家が揃っているので、いつでも気軽に協力を仰ぐことができます。私の場合は労働分野について協力を求められることもありますし、逆に刑事事件などの相談があれば、所内の別の弁護士に協力をお願いすることもあります。
弁護士になる前の経歴も多様ですし、弁護士になってから注力してきた分野も違うメンバーが揃っているので、とても心強く感じます。
また、弁護士だけではなく、事務局のメンバーも優秀ですので、お願いできる幅もどんどん広がっている印象です。
―執務環境はどうですか。
事務所のクラウドサービスが充実してきているので、どこにいても仕事ができる環境が整備されていますが、私は基本的には事務所で仕事をすることが多いです。自宅だとあまり集中できないので。とはいえ、ネットさえ繋がれば電話やメール、チャット、クラウドデータサービスなど、様々なシステムを利用することができるので、いずれはより柔軟な働き方を実現したいと思っています。
―入所を検討している方へのメッセージをお願いいたします。
コモンズは来年で設立10周年を迎えますが、今でも設立当初といい意味で変わっていません。現状維持を良しとするのではなく、新しいことや新たな挑戦、それが良いものととらえられる価値観があります。新人であってもベテランであっても新しいことを提案できるし、それに対して実現するかどうかも含めてフラットに話し合える。「新人だから言われたことだけやりなさい」という発想はありません。
自分がやりたいことがあれば、自由に追求していける環境がここにはありますし、メンバーたちもきっと応援してくれます。周りが自由だからこそできる。「〇〇をやりたい」「〇〇を目指している」といった、自由な環境をプラスにとらえられるような人に、是非とも参画していただきたいと思います。
早稲田リーガルコモンズ法律事務所
(東京弁護士会)
代表弁護士 : 河﨑健一郎
東京都千代田区九段南1-6-17 千代田会館4階
Tel 03-6261-2880
受付 平日9:30-18:00
Navigation
Services
Legal
Legal Commons