髙橋 理紗 弁護士インタビュー
アソシエイトとして活躍する髙橋 理紗弁護士に、コモンズへの入所理由や仕事のスタイル、これから挑戦したいことを伺いました。
Associate
髙橋 理紗Lisa Takahashi

入所1年目の髙橋 理紗弁護士。難民・外国人事件への強い関心を持ちながら、幅広い分野に挑戦し、弁護士としての可能性を広げています。コモンズを選んだ理由や現在の仕事について語ってもらいました。
基礎を固めるために選んだコモンズ
Q1. なぜ、コモンズに?
髙橋もともと、やりたいことは難民とか外国人事件でした。でもそれに特化した事務所に入りたいというよりは、まずは弁護士としての基礎を固めるために、なんでもやれる環境がいいなと思っていました。
大きい事務所も、外資も、企業法務系も、小さいところも一通り見た中で、コモンズに決めた一番の理由は、「お互いがその人でいいじゃん」って思いあえるところ。ここは、お互いを尊重しているな、と感じました。
実は、ロースクール生のときアカデミック・アドバイザーを担当いただいていた西野弁護士に誘っていただいて遊びに来たり、エクスターンやサマークラーク(コモサマ)に参加したりする中で、事務所の雰囲気は以前から知っていました。特に、パートナーの福田弁護士と一緒だったら、自分のやりたいこともできる、という確信があったのも大きいです。
多言語案件と難民支援を両立する現在の仕事
Q2. 今は、どんな案件をやっていますか?
髙橋福田弁護士との案件が多くて、全体の3〜5割くらいが外国籍の方の案件か、英語を使う案件です。調査関係や、契約書のチェック、企業からの問い合わせのファーストドラフト、といった企業法務系の仕事もちょこちょこやっています。
その他は、普通の国内の訴訟も少し、関心のある難民事件も少し担当しています。もともと広くやりたいと思っていたので、いろんなものが見られて、今の状況はすごく面白いし、楽しいです。今後は、離婚や相続、労働関係といった、いわゆる一般民事の分野ももっとやってみたいと思っています。
1年目として意識するコミュニケーションと学び
Q3. 仕事で、何か心がけていることはありますか?
髙橋まだ一年目ということもあり、クライアントの前にパートナーとのコミュニケーションが必要になるので、パートナーの先生方が何を考えていて、自分に何をしてほしいのかをよく考えるようにしています。一つひとつ言葉で指示が出てくるわけではないので、逆算して自分にできることを探してやるようにしています。もちろん、まだ知識も経験もないので、的外れなこともありますが、その都度、パートナーと認識をすり合わせて何が求められているのかを確認するようにしています。議論ができそうな場面では、自分が考えていることはきちんと伝えるようにもしています。
分からないことがあれば、アソシエイトの先輩たちに積極的に聞くようにしています。皆さん本当に親切で、質問をすると丁寧に教えてくれますし、「こういうのあるよ」と参考になる資料を教えてくれたり、すごく聞きやすい雰囲気があるのはありがたいです。

尊重し合うカルチャーとワークライフバランス
Q4. 実際にコモンズに入ってみて、どうですか?
髙橋入所前に感じていた「お互いを尊重する」というイメージとのギャップは全くないですね。コモサマの懇親会のときに、あるパートナーの先生が「僕とこの人は考え方が真逆だけど、でも目の前に出てきた料理を一緒に美味しいねって言って食べられれば仕事はできるじゃん」って話していて。そのときになるほど、と思ったんですけど、入ってみて本当にそうだな、と。大変な時もありますけど、毎日すごく楽しいです。
ワークライフバランスも、無理なくしっかりコントロールできています。ON/OFFをはっきりさせたいタイプなので、自分の体力のことも考えつつ、切り替えてやっています。
あと、コモンズのすごく良いところだと思うのは、お金になりにくいような公益的な活動にも理解があって、むしろ「やりなよ」って応援してくれる文化があるところです。そこは、すごく寛容な事務所だなと感じます。
これからの目標
Q5. これからの目標は?
髙橋まずは、外国語を話すクライアントともっとスムーズにやりとりできるようになって、一人前の法律家として信頼してもらえるようになりたいです。外国語で一般民事の案件を扱える弁護士はまだ少ないと思うので、その分野で事務所の戦力になれたら嬉しいですね。
そして、ライフワークとして、難民事件にはこれからもずっと関わっていきたいと思っています。
1日のスケジュール
髙橋弁護士に、平均的な日と難民事件に集中する日のスケジュールを聞きました。
CASE 1:典型的な一日
- 08:45
- 事務所着、メール・1日のタスク確認
- 10:00
- 起案作成・メール返信等
- 12:00
- ランチ(事務所のメンバーと)
- 14:00
- 依頼者とオンラインで打ち合わせ
- 15:30
- パートナー弁護士と事件についての内部打ち合わせ
- 16:30
- 起案作成・リサーチなど
- 19:00
- 業務終了、帰宅
CASE 2:難民事件のある一日
- 08:10
- 事務所着、メール・1日のタスク確認
- 09:00
- 簡単なタスクの処理
- 10:00
- ヒアリングに関する事前調査・資料確認
- 12:00
- ランチ(事務所のメンバーと)
- 13:00
- 弁護士間での事前打ち合わせ
- 13:30
- 通訳を交えて本人からのヒアリング
- 16:00
- ヒアリング結果の整理
- 17:00
- 午後にたまっていたメールチェック
- 19:00
- 業務終了、帰宅
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