俵 公二郎

アソシエイト 東京弁護士会所属

自身に投資された利益を社会に還元する方法は、様々な事情を抱えて日本に来た移民が在留特別許可を得ることであると考えて弁護士になった。パナマで生まれ、ブラジルで育った自身の背景を活かし、外国にルーツのある依頼者の相談を多く引き受けている。依頼者の出身国は、メキシコやブラジル等の中南米諸国にとどまらず、中国、ロシア、ミャンマー、マレーシア、ベトナム、フィリピン、ガーナ及びスーダン等、多岐にわたる。
外国にルーツのある人が司法を身近に感じられる社会を作ることをライフワークとして、一般民事事件、家事事件、刑事事件及び在留資格等、様々な類型の依頼に対応している。
公益活動として、2021年に名古屋入管で亡くなったスリランカ人女性の遺族らから委任を受け、原告ら訴訟代理人として国家賠償請求訴訟を提起し、真実解明に取り組んでいる。

略歴

1985年 : パナマ共和国で出生
1991年 : リオデジャネイロ日本人学校に通学
2008年 : 国際基督教大学教養学部卒業
2016年 : 中央大学法科大学院卒業

得意分野

  入管事件:在留資格、永住許可申請、仮放免許可申請、在留特別許可等
宗教法人法務:労務管理、承継・清算、不動産利用
  家事事件:離婚、相続、遺言、信託等
  債務整理:任意整理、破産、個人再生等
  労働事件:残業代請求、解雇等
一般民事事件:交通事故、損害賠償請求、借地借家紛争、相隣関係紛争等

役職、所属団体等

日本司法支援センター本部国際室 非常勤(2023~)
入管問題調査会 事務局 https://note.com/irtf/
LNF(外国人ローヤリングネットワーク)事務局
アフガニスタン難民弁護団
多文化共生教育ネットワーク東京(TEAM-Net)弁護士チーム
外国人技能実習生弁護士連絡会

【所属委員会】
東京弁護士会 外国人の権利に関する委員会 委員(2021~)
東京弁護士会 紛争解決センター運営委員会 委員(2024~)
東京三弁護士会  仲裁センター連絡協議会 委員(2024~)

コラム

講演等

「コロナ禍における移民・難民のための生活医療相談会」(2021年11月、聖イグナチオ教会)
「ウクライナ侵攻によって影響を受ける在留外国人のための相談会」(2022年2月、CWS JAPAN)
「コモンズエクスターン・入管事件」(2022年2月、早稲田リーガルコモンズ法律事務所)
「入管法勉強会」(2022年3月、Free Ushiku)
「ウィシュマさん名古屋入管死亡事件」(2022年5月、国際基督教大学)
「家族滞在と就職~進学後に就職する場合」(2022年7月、練馬工業高校人権研修)
「コモンズエクスターン・入管事件」(2022年8月、早稲田リーガルコモンズ法律事務所)
「弁護士俵公二郎さんに聞く「在留資格って何ですか?」」(2023年1月、ピナット〜外国人支援ともだちネット)
「第137回LNFゼミ「渉外事件入門」」(2023年2月、外国人ローヤリングネットワーク)
「コモンズエクスターン・入管事件」(2023年8月、早稲田リーガルコモンズ法律事務所)
「令和5年度第2回相談員研修・事例共有会 刑事事件・入管事件の手続と流れ」(2024年2月、東京都つながり創生財団)

ひとこと

私は語学の勉強が好きです。上達の秘訣は何かと尋ねられます。
「わかりやすく話す」のではなく「誰が聞いても必ずわかるように話す」ように心掛けることが大事だと思います。
これを心掛けている方は、何語であっても上手にお話をされます。
反対に、心掛けていないと「わかりやすく話ができているつもり」から「他の人からみて上手に話ができている」に到達できません。
法律相談の場面でも同様に、どなたが聞いても、必ずわかるように説明をさせていただくことを心掛けています。

趣味はサンバです。

使用言語

日本語、英語、スペイン語及びポルトガル語
TOEIC 905点(2009年1月)
漢語水平考試3級合格(298点/300点)(2019年8月)