法廷弁護技術研修 - 早稲田リーガルコモンズ法律事務所
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髙橋 宗吾
髙橋 宗吾

法廷弁護技術研修

ライフワークとしての刑事弁護

私がライフワークとして取り組んでいこうと思っている分野の一つである「刑事弁護」は、一瞬一瞬の判断や、法廷弁護の技術が求められる業務分野です。 依頼者の人生そのものを背負って法廷に立つことになるため、とても責任も重い仕事です。

 私も、早稲田大学のロースクールに通っていた頃には刑事弁護専門の事務所でインターンをして、法廷弁護技術の研修にも足を運んでいました。 弁護士になってからも、日々の事件での実践の他、法廷弁護技術の研修に何度も参加して技術を磨いてきました。 

弁護士登録後3年目くらいから、様々な立場でそういった法廷弁護技術の研修講師を務めるようになりました。 

・日本弁護士連合会の刑事弁護センター「法廷技術PT」のメンバーとして、全国の弁護士会に研修講師として赴いています。 

・第二東京弁護士会の裁判員センターの中でも、「研修PT」のメンバーとして会内研修の講師をしています。 

・刑事弁護フォーラムという団体や、別のコラムでも紹介したK-Ben NextGenという団体でも、各地からの依頼に応じる形で法廷技術研修を開催しています。

弁護士の醍醐味

このように、刑事弁護士として法廷での弁護技術を磨くことは、実はそのほかの民事の事件や、セミナーのご依頼などでも役に立っています。民事裁判でも、数こそ少ないですが証人尋問の機会があります。その場面では、刑事弁護で培った証人尋問の技術がとても役に立ちます。実際に、証人尋問が終わった時点で、裁判官の心証(どちらが優勢かな、という裁判官の印象)ががらりと変わった事件を何件も経験しました。

また、意外だと思われるかもしれませんが、各種セミナーや大学での講義のご依頼を受ける際にも役立っています。刑事裁判の最終弁論は、法廷の真ん中に立ち、パワーポイントなども駆使しながら、裁判官・裁判員を説得するためのプレゼンテーションです。
当然、少しでもわかりやすく、そして確実に依頼者の主張を伝えなければなりません。そのため、「他人に言葉でなにかを伝える」ということを常に考えてしゃべるようになります。
そうすると、セミナーや講義のご依頼を受けたときにも、その相手や求められている内容に応じて、プレゼンテーションを臆することなくできるようになります。

なにより、「弁護士」という職業の由来は、古代ギリシャ時代の「雄弁家(orators)」という仕事にまでさかのぼるとされています。文字通り、「弁」をもって他人のために活動するというのが、弁護士という仕事の醍醐味だと思っています。私が学生時代に憧れていた弁護士像も、そういうものでした。刑事弁護や、そこで必要になる法廷弁護の技術の研鑽は、まさに弁護士の根源的な姿の一つではないかと思って、日々取り組んでいます。

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髙橋 宗吾
髙橋 宗吾

主に同世代の経営者の方からのご相談や、早稲田大学を含む教育機関の方からのご相談を多く受けています。最近は宗教法人とのご縁も多く、寺院や納骨堂の場をお借りしてセミナーや相談会も実施しています。

刑事事件の法廷での弁護技術については弁護士登録前から研鑽を積んできており、今では弁護士向けの研修で講師を務めています。
刑事弁護で培った法廷弁護技術や、厳しい局面でも打開策を探す力は、刑事事件以外でも役に立つと信じています。

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